IMPELLITTERI12

IMPELLITTERI(インペリテリ)
WAR MACHINE / 2024年 / 80点

アメリカ出身のパワーメタルバンド、6年ぶり12枚目のアルバムです。

1987年にギタリスト、クリス・インペリテリによって結成されたバンドです。初期から一貫して、クリスの光速ギターが前面に押し出されているのがポイントです。

本作もここ最近の作品と大きく変わらず、クリスのテクニカルで攻撃的なギターを軸にした純度100%のパワーメタルが展開されています。アメリカのバンドらしく、ヨーロッパのバンドほど抒情性が無いのもこれまで通り。ボーカルもロブ・ロックと変更無し。ロブの声とシュレッドな高速ギターを聞くと「嗚呼、これがインペリテリだよね」としみじみ感じます。
ちなみに本作でドラムを担当しているはSLAYERなどで叩いていたポール・ボスタフ。正直、「らしさ」はあまり感じられませんが、安定したドラムを披露しています。

ヘヴィなサウンド、心地良い疾走感、分かりやすい歌メロ、間奏で必ず出てくるクリスのテクニカルなギターソロなど、もはや完全にマンネリ化していますが、これでいいんです。だってこれはもう「伝統芸」ですから(笑)。聞いてる方だってそれを期待してるわけですから、「いつも同じじゃん」と突っ込むのはナンセンスです。

ただ、ここいらで一発、「RAT RACE」クラスの曲があったら「やっぱIMPELLITTERIってすげえ!」となるんですが、残念ながらそれは無し。もっと言うと、後半はイマイチパッとしない曲が多く、もうちょっとキャッチーな歌メロに気を使ってほしかったです。

お気に入りは「Gone Insane」。抒情的なサビメロが好きです。

大満足とは言えない出来でしたが、こうして元気に新作を出してくれるだけで嬉しいです。これからも同じ感じで頑張ってもらいたいです。