
SIRENIA(シレニア)
THE SEVENTH LIFE PATH / 2015年 / 77点
ノルウェー出身のゴシックメタルバンド、7枚目のアルバムです。
ゴシックメタルバンドTRISTANIA(トリスタニア)のギターとデスボイスを担当していたモルテン・ヴェランドが同バンド脱退後に結成したバンドです。ゴシックメタルとしては比較的キャッチーで聴きやすく、初期は私も好んで聴いていました。
その後はしばらく遠ざかっていたんですが、利用しているサブスクでその名前を見つけ、久々に聴いてみました。
サウンドは大仰なオーケストレーションを使ったゴシックメタルです。ただ、一般的なゴシックメタルに比べるとかなりヘヴィで起伏も激しく、中にはそこそこ疾走感のある曲まであり、「ゴシック寄りのシンフォニックメタル」と言っても間違いではないと思います。とは言え、サウンド志向はファンタジック方向ではなく、あくまでミステリアス方向。この辺りが、「ベースはゴシックメタル」だと感じます。
特に「Elixir」や「Concealed Disdain」、「The Silver Eye」などはシンフォニック度が高く、聴いてて楽しかったですね。
ゴシックメタルの特徴とも言える「女性ボーカルとデスボイスのツインボーカル」は健在で、アイリン嬢の美しいソプラノボイス、それに対するモルテンの禍々しいデスボイスはどちらも聴き応えがあります。
気になる点としては、サビがやや弱い事。いくらシンフォニックメタルみたいと言ってもベースはゴシックメタルであり、キャッチーさに欠けると感じる曲がかなりありました。この辺りはもうちょっとメロディラインを考えてほしかったかな……。
お気に入りは「The Silver Eye」。なんとブラストまで炸裂するハードなナンバー。その中にたゆたうソプラノボイスが美味。
私の趣向だと数曲くらいしか引っ掛かりませんでしたが、ゴシック好きならもっと好きになれるんじゃないかと思います。

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