
LAY OF THE AUTUMN(レイ オブ ザ オータム)
OF LOVE AND SORROW / 2024年 / 80点
イタリア出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
RAVENWORDなどで活躍しているダヴィデ・スクテーリ(Key)による新バンドです。「秋の風景」という何とも抒情的なバンド名、それに相応しい美しいアルバムジャケット、音楽を聴かずとも思わず買いたくなってしまうバンドですね。実際、これらの要素にピンと来てチェックしました。
音楽性はキーボードが全面に出たシンフォニックなメロディックパワーメタルです。ボーカルはイリーナ・ボイヤルキナというウクライナ出身の女性が担当しています。パワーメタルに寄ったDELAINやWITHIN TEMPTATIONと言った感じで、疾走感高めの曲が多く、凝った技巧を披露するよりもメロディ重視のメロウなサウンドの為、とにかく耳障りが良いです。
ポイントとしてはやはりキーボードでしょう。全ての曲において主旋律を担っており、ギターリフとは一味違って面白かったですね。ギターリフよりもキーボードサウンドが好きという方だったらかなり気に入るんじゃないかと思います。
気になった点としては、真っ先に挙げたいのはボーカルはイリーナ・ボイヤルキナです。決して下手ではないんですが、歌い方が少々素人っぽく、特に高いキーになると完全に喉で歌っているのが気になりました。もっと腹から声を出して欲しかったです。ビジュアルは文句無いんですけどね(笑)。
もう一つがサビが弱い事。サラッと聴くと悪くないんですが、シッカリ耳を傾けるとキャッチーさがやや足りないと感じました。「Lost In Your Eyes」「Thrown Away」「Undergo Deconstruction」「Who Is To Blame」なんかは後一歩足りないんですよね……。
お気に入りは「After All This Time? Always」。壮大なバラードです。声を張り上げるサビの部分が好き。
まだまだ粗削りな部分がありますが、磨けば光り輝く可能性はおおいにあると思います。今後に期待です。

コメント