CRIMSON SHADOWS3

CRIMSON SHADOWS(クリムゾン シャドウズ)
WHISPERS OF WAR / 2025年 / 78点

カナダ出身のメロディックデス/パワーメタルバンド、3枚目のアルバムです。

爆走パワーメタルなサウンドにデスボイスを乗せるという、一風変わったスタイルのバンドです。前作から実に11年ぶりの作品になります。なかなか食べていくのは難しいみたいですね(汗)。

前作も「DRAGONFORCEのサウンドにデスボイスが乗っている感じ」と表現しましたが、そのスタイルが更に磨きがかかっている感じですね。知らずに聴いたら「DRAGONFORCEの新曲?」と思ってしまうくらいのパワーメタルに、ギャウギャウしたデスボイスが絡み、そしてサビでは一転してノーマルボイスで歌われています。

音質は過去最高。11年かけただけあり、素人臭さは一切ありません。ボーカルはデスノーマル共に良くも悪くも変わっておらず、安定した歌声を披露しています。
少なくとも演奏・技術面においては一切問題はありません。

が、私は正直ちょっとハマれませんでした。理由は以下の2点です。
1つは曲調が全曲同じだという事。バラードはおろかミドルすら一切無く、ひたすら爆走です。故にメロディの方向性も全曲まったく一緒で、流しで聴いているとどれがどの曲だか全然分かりません。AC/DCでももうちょっとはバラエティあるぞ(汗)。

そしてもう1つがメロディがやや弱くなっている事。書いた通り、サビはほぼノーマルボイスで歌われているんですが、キャッチーさに欠けるんですよね。個人的にはこうも平坦なサビならいっその事サビもデスボイスの方が良かったんじゃなかと思います。
この辺りは見直してもらいたいです。

お気に入りは「Dawn Of An Age」。トップバッターを飾るナンバー。イントロがやや長いですが、このアルバムにはどういう曲が入っているのか、端的に示しています。

ユニークなスタイルは支持したいんですが、メロディがな……。次に期待したいですが、まさかまた11年後とかじゃないですよね…?