POWER PALADIN4

POWER PALADIN(パワー パラディン)
BEYOND THE REACH OF ENCHANTMENT / 2026年 / 92点

アイスランド出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

2000年代初頭に局地的に流行った「クサメロ」を今に伝えるパワーメタルバンドです。前作「WITH THE MAGIC OF WINDFYRE STEEL」が予想を遥かに超えた名盤だったので、本作にも多大な期待を寄せていました。

結論から言いましょう。本作は名盤決定です。
まず、前作で気になっていた雑さのあった演奏・サウンドプロダクションは飛躍的に向上。立派なA級サウンドになっています。アトリ・グズロイグソンのボーカルも更に逞しくなっており、このジャンルのボーカルとしては最強クラスだと思います。

ただ、パワーメタルバンドってサウンドが良くなると反比例してメロディがつまらなくなる事が非常に多く、落胆してきた経験も一度や二度ではありません。しかし、本作はそうなっていないのが何よりも素晴らしい。ミドル無し、バラード無し、全曲アップテンポという、頭の悪い構成(褒めてます)も、これまた素晴らしいです。

いや~、久々にワクワクする作品に出会えました。
1曲目「Sword Vigor」から最後の「Valediction」までキャッチーなメロディがギュ~ッと詰め込まれています。特に前半に良い曲が集まっており、「Sword Vigor」「Glade Lords Of Athel Loren」「The Royal Road」「The Arcane Tower」の4曲連打は強烈です。
その後はやや失速するものの、それでも並みのバンドのハイライトと言っても良いクオリティがあります。
お腹いっぱいになれました。

気になった点は前作でも指摘した「イントロが長すぎる」事が改善されていない事。今回もかなり長いです。半分くらいでいいんだけどな……。

お気に入りは「Glade Lords Of Athel Loren」。これにワクワクしない人とは一緒にお酒を飲む気になれません。

素晴らしい作品です。こりゃ、次作で100点行っちゃうかも?!