X.Y.Z.→A1

X.Y.Z.→A(エックス ワイ ズィー トゥ エー)
Asian Typhoon / 1999年 / 80点

日本出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。

LOUDNESSの二井原実(Vo)、筋肉少女帯の橘高文彦(Gt)、爆風スランプの和佐田達彦(Ba)、ファンキー末吉(Dr)という、日本のロック好きならば一度は聞いた事があるであろうバンドのメンバーらによって結成されたパワーメタルバンドです。
私は名前だけは知っていましたが、正直詳しくは知りませんでした。が、この間「THE F1RST TAKE」で爆風スランプの「Runner」を聞いた際、和佐田氏(バーべQ和佐田)とファンキー末吉氏のテクニックに衝撃を受け、ネットで調べている内にこのバンドに辿り着きました。

ベースの音楽性自体はオーソドックスな国産パワーメタルです。二井原氏の声がしゃがれている事、キーボードがいない事、橘高文彦氏があまりネオクラシカルな演奏をしない事などもあり、良くも悪くも華やかさはあまり無く、武骨な印象です。
一方、各々のバックグラウンドの影響なのか、ポップス&ロックンロールな要素も随所にあり、「Don't Let The Sun Go Down」や「Don't Cry So Hard…My Baby」「Forever Be With You」「Asian Typhoon」などは純粋なヘヴィメタルバンドには作り出せないセンスを感じました。

正直に言えば、頭のてっぺんから足の先までメタル馬鹿の自分としては大満足という内容ではありませんでした。しかし、ファンキー末吉氏の迫力あるドラムや和佐田氏のブキブキのベースなど、聴き所は非常にたくさんあり、決して損をしたという気持ちはありません。むしろ、メタルではない要素が新鮮とすら感じました。

お気に入りは「Miracle」。トップを飾る爆走曲。爆走曲は総じて格好良くて好きです。

ファンキー末吉氏のドラムが格好良いので、これからも聴いていこうと思います。