MAGISTARIUM3

MAGISTARIUM(マギスタリウム)
WAR FOR ALL AND ALL FOR WON / 2019年 / 78点

ドイツ出身のシンフォニックメタルバンド、3枚目のアルバムです。

非常に男臭いシンフォニックメタルという、一風変わったスタイルのバンドです。タイトルは「全ての者の為の戦争、そして全ては勝利の為に」という感じかな。うん、もうタイトルの時点で男臭いですね(笑)。

サウンドは前作から大きくは変わっておらず、男臭いボーカルで歌われるミドルテンポ主体のシンフォニックメタルです。前作に比べるとよりシンフォニック度がグンと上がっており、方向性はやや違えどこの大仰さはRHAPSODY OF FIREにかなり迫っていると思います。
また、前作で酷評した「メロディの弱さ」も(若干ですが)改善しており、「Rising from the Ashes」「One Against the World」「Beyond the Frontier」などはコーラスがキャッチーで素直に良いと思いました。

とは言え、「まだまだ」なのも間違いなく、個人的にはもっとメロディはキャッチーにしてほしかったというのが本音です。
前作と本作を聴いて、何故メロディが弱いと感じたのか、何となく分かってきました。それはきっとオレグ・ルディッチの声質だと思います。妙に力む場面が非常に多いんですよね。これがとても引っ掛かる。個人的にはもっと「普通」に歌ってほしかった。個性的と言えば聞こえは良いですが、言い方を変えれば「癖が強すぎる」とも言えますからね。

お気に入りは「One Against the World」。ミドルテンポが逆に功を奏してる佳曲。

歌い方をもう少し変えるだけで少なくとも日本ならもっと話題になってもおかしくないと思うんですけどね。