LORNA SHORE4

LORNA SHORE(ローナ ショア)
PAIN REMAINS / 2022年 / 84点

アメリカ出身のデスコアバンド、4枚目のアルバムです。

極悪なデスコアサウンドに大仰なシンフォニックサウンドを被せたオリジナリティ溢れるサウンドで人気のデスコアバンドです。抒情的なメロディがないと聞かない自分の耳にすら届いてるくらいですから、相当の知名度なんだと思います。

基本的な方向性は本作でも変わっていません。が、前作に比べると更にワンランクレベルが上がっています。
まず、Voが変わっており、この新Voウィル・ラモスがまあ凄い。ギャウギャウとしたシャウトから、グラインドコアのようなゴボゴボの下水道ボイスまで完璧にこなしており、より重厚なサウンドの構築に一役買っています。
他の楽器も更に逞しくなっており、バスドラムの手数がもはや人間技とは思えないDr、ソロになると縦横無尽に弾きまくるGtなど、Voも含めて並みのテクニックでは到達しえない領域に達していると感じました。

メロディも前作に比べて分かりやすくなっており、個人的には「Sun//Eater」や「Cursed to Die」、ラストの「Pain RemainsⅠ~Ⅲ」が特に気に入りました、「Ⅲ」なんて、デスコア曲なのに9分もありますが、それでも聴けてしまう構成力の高さに脱帽です。

気になる点としては前作の時も似たような事を書きましたが、曲の幅が恐ろしく狭い事。つまり「どの曲も同じような構成・曲調」という事です。デスコアってそういうモノなのかもしれませんが、個人的には趣向を凝らした曲があっても良いんじゃない? と思いました。

お気に入りは「Sun//Eater」。このバンドの特徴が余す事無く出ている佳曲。

メロディ好きが聴いても気に入る良いアルバムだと思います。