
GRIMNER(グリムネル)
STORMVINGAR / 2026年 / 84点
スウェーデン出身のフォークメタルバンド、5枚目のアルバムです。
キーボーディスト以外に、専属のフルート・マンドリン・バグパイプ奏者(1人で担当)を含む5人組フォークバンドです。この構成だけで彼らの本気度が伝わってきます。前作とは打って変わって、実に素晴らしいアルバムジャケットです(笑)。
基本的なサウンドは変わりなし。↑にも書いた通り、フルートなどの楽器をフルに使った土着性の強いフォークメタルです。
本作最大のポイントとしては「泥臭さが戻っている」が挙げられます。前作は(ジャケットの酷さに反比例して)洗練されすぎてしまったが故にメロディも薄味になっていましたが、本作は本来の圧の強さというか暑苦しさが戻ってきており、それに呼応するかのようにクサいメロディも戻ってきています。
それでいながら決して雑さは無く、非常に良い形で戻ってきたと思います。
イントロからもうワクワクが止まらない「Träldomens Far」、哀愁のメロディがたまらない「Irrbloss」、珍しくギターリフが印象的な「Runstenen」、中盤の展開がFINNTROLLっぽい「Völvans Spådom」などが特に良かったと思います。
特に気になる点は無し。無理くり捻り出すとすれば、似たり寄ったりの曲が多かった事かな。超切ないバラードとかがあっても面白かったかもしれません。
お気に入りは「Träldomens Far」と「Runstenen」。どちらも甲乙つけがたい出来栄えだと思います。
一度洗練されてしまうと二度と戻ってこず、挙句の果てにはわけの分からん方向に行って空中分解なんて事もこの業界では結構あるので、こうして再び理想の形に戻ってきてくれた事は本当に嬉しいですな。

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