
DAWN OF DESTINY(ドーン オブ デスティニー)
PRAYING TO THE WORLD / 2012年 / 80点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、4枚目のアルバム。
2枚目、3枚目は国内盤も出ていましたが、本アルバムは国内盤は無し……。ネットでは「散漫な感じがする」とあまり高評価にはなっていないようですが、個人的には核である歌メロが非常にキャッチーなので、国内盤出すくらいの実力はあると思っているんですけどね……。
さて、本作もこれまでと大きく変わらず、疾走に頼らない骨太のパワーメタルです。
ギターがデスメタルのようにガリガリ言い過ぎとか、時々出てくるデスボイスが邪魔と言った意見もあり、確かにそうとも言えなくもないですが、↑に書いたように主体はあくまで歌メロメインのパワーメタルであり、女性ボーカルによって紡がれるその歌メロは非常にキャッチーで哀愁にまみれています。クサいと言っても良いとすら思います。疾走感も十分あります。
伸びやかな歌メロが気持ち良い「The Right Path」や、幻想的なサビメロが良い「Bleeding Me」なんかはまさしく彼ららしいナンバーで、パワーメタルが好きな人なら絶対に気に入ると思います。個人的にはこれだけで80点は行けます。
ただ、文句が無いわけでもなく、もう少しストレートな楽曲が欲しかった所ではあります。純粋に終始疾走する曲が無く、どの曲もサビだけとかなので、イマイチパンチに欠けるんですよね。また、中盤以降スローな曲が増え、中弛みしてしまうのもマイナスかな。
国内盤が出た2枚目、3枚目に比べると充実度は下がるものの、本作も十分に楽しめるハイレベルなメロパワ作品だと思います。

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