
ORDEN OGAN(オルデン・オーガン)
TO THE END / 2012年 / 85点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、3枚目のアルバム。
基本路線は変わらず、ややヴァイキング/フォークメタル的なエッセンスが盛り込まれたパワーメタルです。
フォロワーと言われている(今の)BLIND GURDIANほどプログレッシブではなくストレートで、大爆走からミドルまで並ぶバラエティ豊かな疾走感、どの曲にもキャッチーでシンガロングを誘うクワイアがあるなど、非常に聞きやすく分かりやすいパワーメタルだと思います。メロディもドラマチックで抒情的で、特に間奏でのギターソロがやたらとスリリングで格好良いんですよね。
後半になっても勢いは落ちず、むしろ後半に行くに従って攻撃的な曲が増えていくという、「頭から尻尾までアンコ詰まりまくり」な楽曲も素晴らしいと思います。
贅沢な悩みとしては「華が無い」と言った所でしょうか。問題無く歌えてはいるものの、ボーカルがイマイチ無個性で、更にサビがクワイアばかりなので、インパクトに欠けるんですよね。もしもBLIND GURDIANのハンズィ・キアシュ並みの個性を持つボーカリストだったならば、もっと日本で話題になっていたとしてもおかしくないと思います。
お気に入りは「Angels War」。7分を超える、本アルバム最長の1曲。サビのメロウさがたまらなくドラマチックです。疾走感抜群で間奏のクサさがたまらない「Dying Paradise」も好きですね。
海外では確固たる人気を獲得しているようですが、日本ではどうなんだろう? ちょっと分かりませんが、人気が出てもおかしくないクオリティの作品である事は間違いないと思います。

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