
JUDAS PRIEST(ジューダス プリースト)
FIREPOWER / 2018年 / 83点
イギリス出身の正統派ヘヴィメタルバンド、18枚目のアルバムです。言わずもがな、現在のヘヴィメタルの形の1つを作り上げた偉大なる「メタルゴッド」の作品です。
いきなりこんな事言うのもなんですが、私はそれほど熱心なプリーストファンというわけではありません。なので、本作を冷静に評価すれば「英国の香りを感じる古き良き伝統的なヘヴィメタル作品」以上でも以下でもないと思います。
決して悪い作品ではないと思います。勢いはあるし、ギターリフもキャッチーでメロディアス、3~4分とコンパクトにまとまった長さもあり、非常にコマーシャルで優れた作品だと思います。
ただ、当たり前ですが「PAIN KILLER」のようなスペシャルなモノは感じなかったし、おそらくこのアルバムをプリースト以外のバンドが出していれば、私が手を出す事は無かったでしょう。
でも、このアルバムは正真正銘JUDAS PRIESTの作品なわけですよ。だからさ、あるわけですよ、特別なマジックが。
60代後半のおじいちゃん達がこんなにクールなメタルアルバムを作ってくれただけでもさ、涙が出ちゃうわけですよ(笑)。既に決して揺らがない評価を得ているのに、それでもこうして「ザ・ヘヴィメタル」な作品を作ってくれたのが嬉しいわけですよ。しかも14曲入りだよ、大盛りじゃん。ロブなんてライブだともう全然声出ないのに、スタジオアルバムだと貫禄があってメッチャ格好良いんですよ。
彼らの軌跡を知っていると、どうしても冷静な判断ができないわけです。それくらい、「物語がある」って事が作品の評価を揺るがすって事です。まあ、得点は冷静に判断してのものですが。
お気に入りは「Never The Heroes」。ミドルテンポの楽曲ですが、彼らの曲ってミドルの方が哀愁があって良いんですよね。
プリーストファンならマストバイです。そうでない人ならば、正統派ヘヴィメタルが好きな人は聴くべき作品だと思います。

コメント