
CHTHONIC(ソニック)
BATTLEFIELDS OF ASURA / 2018年 / 84点
台湾出身のブラックメタルバンド、8枚目のアルバムです。
台湾出身と言う珍しさ、民族楽器を使ったオリエンタルなメロディ、ストレートな社会的メッセージ、そしてベーシストのドリス嬢が美人(笑)という事で人気のバンドです。私も、5枚目「MIRROR OF RETRIBUTION」から追いかけています。
ただ、ベースがブラックメタルという事もあり、メロデスのような分かりやすいメロディではない事、転調が非常に多い事などから、私の好みど真ん中とは言えず、正直に言うと「悪くはないけど…」止まりだった事を告白します。
過去作品が軒並み高評価(80点台後半)だったのは、客観的に見れば秀逸だったという事です。
が、本作はお世辞抜きにこれまでの作品の中で最も聴きやすくキャッチーな作品に仕上がっています。
比較的リズムがストレートである事、キーボードによるクサいアレンジが全編に渡って鳴り響いている事が、その最たる要因だと思います。特にキーボードが秀逸で、そのお陰でどこがサビなのかも一発で分かり、非常についていきやすい。また、これまでひたすらにスラッシーだったジェシーのギターもエモーショナルなソロを披露したりと、良い意味で脱ブラックメタル化していると感じました。自分にとってはこれくらいがちょうど良いんですよね。
その中でもフレディの強烈な金切りデス声などは健在であり、決して軟弱にはなっていないのも、絶妙なバランスだと思いました。ドリス嬢のベースも目立つ場面は無いですが、堅実だったと思います。
お気に入りは「Taste the Black Tears」。サビがメロデスっぽくて好きです。本作中、最もシンフォニックな「Millennia’s Faith Undone」もスケールがデカくて良かったですね。
ちょっと敬遠していたんですが、聞いて良かったと思えたアルバムでした。ただし、ジャケットは妙にダサくて嫌いです(汗)。

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