DRAGONFORCE EXTREME POWER METAL

DRAGONFORCE(ドラゴンフォース)
EXTREME POWER METAL / 2019年 / 85点

イギリス出身のパワーメタルバンド、8枚目のアルバムです。

爆走に次ぐ爆走で話題になったバンドです。スピーディー曲が好きな日本ではデビュー時から受けたものの、当初は誰もが「日本以外じゃ売れんだろう」と思っていました。が、この路線のままアメリカで売れるという奇跡を起こし、以後、メンバーチェンジを乗り越えながら今に至るまで一途に走り続けています。

ただ、ボーカルがマーク・ハドソンに代わった辺りからチョコチョコとミドルテンポの曲も入れるようになり、本作はなんと半分近い曲が爆走してないという構成になっています。良くも悪くもバラエティに富んだアルバムだと感じました。
いつも通りの爆走曲である「Highway to Oblivion」や「Troopers of the Stars」がある一方で、(彼らにしては)ミドルテンポの「Cosmic Power of the Infinite Shred Machine」、オリエンタルなメロディを取り入れた「The Last Dragonborn」、メロディアスハードな香りを感じる「Heart Demolition」や「Strangers」、彼ら流バラードの「Remembrance Day」など、爆走してない曲も多いです。

とにかく速いのが好きという人からすれば物足りないかもしれませんが、私個人としては速ければいいってもんじゃない派でして、特に「Cosmic Power of the Infinite Shred Machine」と「The Last Dragonborn」の2曲は、哀愁漂う歌メロが非常に素敵で、他のどの爆走曲よりも気に入りました。

何であれ、どの曲にもドラフォらしいメロディに満ち溢れているし、演奏・音質は最高レベル。良質なパワーメタルアルバムである事は間違いないので、気になった人はぜひ聞いてもらいたいです。