EQUILIBRIUM RENEGADES

EQUILIBRIUM(エクリブリウム)
RENEGADES / 2019年 / 74点

ドイツ出身のフォークメタルバンド、6枚目のアルバムです。

クサクサな幻想的メロディを奏でながら爆走するというスタイルで人気となったバンドです。しかし、アルバムを重ねる毎に疾走感は減り、ついでに幻想的なメロディも減って電子サウンドを入れたりして迷走(とバンド側は思ってないかもしれませんが)。個人的には前作「ARMAGEDDON」は、目標が定まっていない駄作だったと思っています。

さて、3年経って発売された本作はどんなもんだろうと思って期待半分・不安半分で聴いてみました。結論から言うと「NO」でした。
端的に言うと「田舎のフォークメタルバンドが調子こいてIN FLAMESみたいなモダンメロデスやってみました」という感じ。疾走感はあるし時折クサメロも聴けますが、それ以外の問題が多すぎます。

1つはノーマルボイスの大量増加。半分以上の曲でサビはノーマルボイスで歌われており、これが物凄くつまらない。デスボイスの方が遥かに良かったと思います。中途半端にモダンメロデスなんてやろうした結果がコレだよ。
そして、キーボードアレンジにも問題アリ。以前は浮遊感のあるファンタジックな音色でしたが、本作では(前作同様)中途半端に電子的な音色になっており、全然胸キュンしません。メロディそのものは悪くないだけに余計に辛かったです。
他、ギターがやたらヘヴィだったり、リズムがダンサンブルすぎる曲があるなど、モダンメロデス風味が本当に似合っていないと感じました。

これらの効果により、前作同様、私的にはとても残念な出来栄えだったと言わざるを得ません。「Himmel und Feuer」や「Hype Train」のように結構悪くない曲もあるんですが、いかんせん“そうでない曲”が多すぎです。

お気に入りは「Hype Train」。サビでノーマルボイスになるのはいただけませんが、そこ以外は結構クサくて気に入りました。

個人的には前作に続いてアウトでした。もう昔には戻らないのかな……。