LABYRINTH WELCOME TO THE ABSURD CIRCUS

LABYRINTH(ラビリンス)
WELCOME TO THE ABSURD CIRCUS / 2021年 / 84点

イタリア出身のパワーメタルバンド、9枚目のアルバムです。

かつてはRHAPSODY OF FIREと共に「イタリアのL=R」と呼ばれ人気を博したバンドです。あくまで私の肌感覚ですが、2枚目「RETURN TO HEAVEN DENIED」~3枚目「Sons of Thunder」で絶頂を究めたものの、抒情性が無くなり、ややプログレッシブになった5枚目「FREEMAN」以降、あまり注目されなくなってしまった感があります。7枚目「RETURN TO HEAVEN DENIED Pt.II」とかはなかなかの作品だったと思うんですけどね……。

さて、そんな彼らの9枚目ですが、今の彼ららしい哀愁抑え目でややプログレッシブなパワーメタルです。地味な出来栄えだった前作に比べてメタルらしい派手さ・スピード感がかなり戻ってきており、印象としては非常に良くなったと思います。
キーボードのクサみがほとんど無く、故に「RETURN TO HEAVEN DENIED」の頃の抒情性はありませんが、これはもう5枚目以降ずっとそうなので、今更求めるのはナンセンス。むしろ、この路線でありながら、「格好良いと感じられるパワーメタル」をシッカリと作ってくれた事に感謝すべきかなと。
ただ、個人的には素直にノレないややプログレッシブなリズムはあんまり好みではないですが。

お気に入りは「Live Today」。往年のメロスピナンバーを思い起こさせる大爆走ナンバー。このリズム、たまらん!

正直、全然期待していなかったんですが、聴いてみてビックリ。聴き応えのあるパワーメタルでしたよ。往年のファン全員が納得するかは分かりませんが、パワーメタルが好きな人なら聴いて損は無いと思います。