GALNERYUS INTO THE PURGATORY

GALNERYUS(ガルネリウス)
INTO THE PURGATORY / 2019年 / 84点

日本出身のパワーメタルバンド、12枚目のアルバムです。

ハイレベルなテクニックと、クサいメロディで人気となったメロスピバンドです。6枚目「RESURRECTION」からボーカルが小野正利氏に代わった事を契機に洗練されたサウンドになり、メジャーなバンドへと成長しました。
ただ、私個人はYAMA-Bがボーカルを務めていた5枚目までが好きで、それ以降はハイレベルではあるものの、クサみ抑え目なメロディ、ややプログレッシブな展開、小野氏の高すぎる歌声がどうにも好きになれず、あまり聞き込んでいません。
さて、本作はどうなんでしょうか?

ふむ……特に大きな変化は無いと思います。小野氏のハイトーンを存分にフューチャーしたスピーディーなパワーメタルです。非常に洗練されてはいるものの、間違いなく「メロスピ」に属する音楽性で、各楽器陣の演奏は完璧、疾走感も十分、この音楽性でここまでハイレベルな作品を作れるバンドは早々いないと思います。それくらい質は高いです。
驚いたのが、ギターソロがかなりクサかった事。「今のガルネリってこんなにクサかったっけ?」とビックリしてしまいました。歌メロにクサさが無く飛翔系(飛び立てるようなポジティブな気持ちになれるメロディ)が多い為、より印象に残りましたね。

個人的に気になった点としては、すでに挙げた通り、歌メロが飛翔系でクサさが足りない事、ギター以外の楽器のソロに唐突感がある事、やっぱり小野氏のハイトーンが高すぎて気になってしまう事。ただ、これは欠点というよりも「私個人の好み」の話であり、人によってはまったく気にならない、むしろそれが良いと思う人もいると思います。

お気に入りは「FIGHTING OF ETERNITY」。サビの後のギターソロに悶絶する疾走曲。これは良かったですね。

世間的に彼らの作品に悪い評価がつけられた事は無いし、私も客観的に見れば(聞けば)極めてハイレベルな作品だと思います。でも、音楽って個人の好き好きだからね(汗)。この記事も完全に趣味で書いてるわけだし、こういう感想のヤツもいるって事でご勘弁を。