IMPELLITTERI THE NATURE OF THE BEAST

IMPELLITTERI(インペリテリ)
THE NATURE OF THE BEAST / 2018年 / 81点

アメリカ出身のパワーメタルバンド、11枚目のアルバムです。

高速ギタリスト、クリス・インペリテリを中心にしたバンドです。私は「メロディ派」で、速弾きには全然興味無いんですが、そんな私でも思わず反応してしまうほど彼の高速技法は凄い。技術的な事は分かりませんが、ここまで出来たら気持ち良いだろうなと素直に思います。
そして、このバンドの魅力はそれだけに留まらない事。歌メロもシッカリ哀愁があり、一級の歌モノパワーメタルアルバムとして聞けるのです。

さて、そんなバンドの11枚目ですが、適度な疾走感・キャッチーな歌メロ、そして強烈な高速ソロと、彼らに求められているモノにキチンと答える教科書的な作品ですね。一方で、パワーメタル勢の中ではかなりヘヴィでゴリゴリとしたリフ、突き抜けるようなロブ・ロックの歌唱など、高速ソロ以外にも利き所は多く、このバンドを単なるイングヴェイフォロワーだと思っているなら考えは改めるべきでしょう。まあ、ここまで聞いてきたメタラーなら「んな事、今更言うなよ!」って感じだと思いますが。

全体的に威勢の良い曲が多く、聞いてて気持ちの良い作品ですが、「RAT RACE」「KINGDOM OF LIGHT」のような神曲が無いのが残念でした。また、似たようなテンポの曲が多く、もう少しバラエティに富んでも良かったのかなと思います。

お気に入りは「SHINE ON」。本作の最後を飾るアグレッシブナンバー。ゴリゴリとしたリフと心地良い歌メロが癖になる1曲です。

今後もこの路線のまま頑張っていってほしいと思います。