
FATE GEAR(フェイト ギア)
7 years ago / 2018年 / 84点
日本出身のガールズパワーメタルバンド、3枚目のアルバムです。
硬派な音楽性で人気だったガールズメタルバンド・DESTROSE(デストローズ)のギターを担当していたMina隊長(‟隊長”も名称に含む)を中心としたガールズメタルバンドです。自ら「ガールズ・スチーム・メタル楽団」と名乗っており、Mina隊長以外のメンバーはかなり流動的、本作も複数人のボーカルが参加するスタイルになっています(あえてそういう形をとっているようです)。なお、参加メンバーは全員女性です。
私が彼女らを知ったのは、ニュースサイトでドイツの野外フェス「BREMINALE FESTIVAL」で彼女らがヘッドライナーを務める記事が出ていた事でした。それまではまったく知らなかったんですが、ヘッドライナーになったくらいなんだから良質なヘヴィメタルなんだろうと思い、聞いてみる事にしたという感じです。
音楽性は正統派のジャパニーズメタル。適度な疾走感に分かりやすいリフ、そして哀愁漂うキャッチーな歌メロという非常にオーソドックスなスタイルで、正直、バカテク&破壊的なサウンドを想像していただけに、全然違う路線に拍子抜けしました。
ただ、この路線はこの路線でとても良いと思います。良い意味で2000年代のメロスピを聞いているかのような懐かしい気持ちになれます。ガリガリ感は低めですが、その分胸キュン☆するメロディが多く、聞いててとても心地良い。ボーカルによって曲調に差があり、パワフルな声ならハード系、可憐な声だとソフト系と言う感じで、このバランスも絶妙です。
欠点としては曲数が少ない事。全部で9曲しかなく、内1曲は既存曲のバージョン違いなので、実質8曲しかありません。もう2~3曲欲しかったな。
お気に入りは「嵐音 -arashine-」。海外のメタルバンドじゃできないであろう浮遊感のある独特なメロディラインが印象的な1曲。
想像していた音楽とは違いましたが、これはこれで嬉しい誤算でした。また1つ、面白いガールズバンドを知りました。追っていきたいと思います。

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