DERDIAN DNA

DERDIAN(ダーディアン)
DNA / 2018年 / 84点

イタリア出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。

2000年頃にはゴロゴロいたものの、今や絶滅危惧種になりつつある「クサいメロスピ」を愚直にやり続けているバンドです。B級バンドである事は間違いないんですが、その哀愁漂うクサいメロディは捨て置く事はできない魅力があります。
ただ、前作「Human Reset」はどうにもこうにもメロディが煮え切らず、個人的にはとても不満の残る出来栄えでした。はてさて、本作はどうなっているんでしょうか?

ふむ、良いですね! 前作は中途半端だったと感じたメロディに悶絶的クサさが戻ってきています。
イントロに続いてさっそく心掴まれる「DNA」、心地良く疾走をかます「Never Born」、これぞクサメタル!と万歳したくなる「Red And White」、勇壮なメロディが格好良いミドルナンバー「Hail To The Masters」、「Elohim」など、なかなかの曲が揃っています。

6枚(ベストアルバムを入れれば7枚)もアルバムを作っているのに一向にレベルアップしない音質や演奏技術など、まだまだ未熟な部分はありますが、一度聞けば忘れられないクサさが全てを帳消しにしてくれます。
残念ながら後半(9曲目以降)また煮え切らないメロディが多めになってしまいますが、前半に結構良い曲が揃っていたので、全体的に本作は「アリ」だと思います。

お気に入りは「DNA」。「Red And White」とどちらにするか迷いましたが、イントロに続く2曲目というインパクトは相当だったので「DNA」を選びます。

方向性は問題無し。この路線のまま、音質や演奏レベルが上がってくれればもっと話題になると思うんだけどなぁ。