DYNAZTY THE DARK DELIGHT

DYNAZTY(ダイナスティ)
THE DARK DELIGHT / 2020年 / 87点

スウェーデン出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。

「都会でポップスやEDMを聞いてきた若者がヘヴィメタルをやるとこうなる」と形容できそうなモダンでダンサンブルなメロディックメタルをやっているバンドです。似たような音楽性のバンドとしてはAMARANTHEがいます(おそらく影響を受けたんだろうと思われます)。初期は普通のロックンロールをやっていたそうですが、この路線に変更してから売れ出したそうです。うん、私もこっち路線で良いと思います。

芋臭さの一切無い洗練されたサウンドに、売れ筋のポップスにも通じる極めてキャッチーな歌メロは、良い意味で伝統的なヘヴィメタルからはかけ離れています。これをどう捉えるかでこのバンドの評価はかなり変わると思います。
「正統派しか認めん!」という人には正直向かないと思いますが、新しい音楽が好きだという方には受けるでしょう。私は俄然後者でして、普段ヘヴィメタルを聞かない人にもお勧めできそうなほどのポピュラリティがあると思っています。
ノリやすい疾走感、パワフルなボーカル(若くてイケメン!)など、あらゆる点が合格点以上で、聞き終えて非常に満足感のある作品でした。

欠点らしき点はほぼ無いと思いますが、しいて言えば独特な音楽性ゆえに、慣れると「どれも似たような曲」に聞こえてしまう所でしょうか。もっと、バラエティ豊かでも個人的には良いんじゃないかなと思いました。

お気に入りは「Heartless Madness」。キーボードの音色が独特な冷たさを感じる不思議だけど病みつきになる1曲。

あまりヒットしてない感じですが、もっと受けても良いと思うんですけどね。