GHOST MELIORA

GHOST(ゴースト)
MELIORA / 2015年 / 70点

スウェーデン出身のメロディックメタルバンド、3枚目のアルバムです。

古き良き伝統的なヘヴィメタルにオカルト的な要素を合体させた、不思議な音楽性のバンドです。音楽性で言えばオカルト繋がりという事で、やはりBLACK SABBATHに近いと思います。
日本ではイマイチな知名度ですが、海外での人気は非常に高く、数多くの音楽賞を受賞、グラミー賞まで獲得しているというのだから世の中どう転ぶか分かりません。
それにしても21世紀になってから「GHOST」なんてひねりの無い名前のバンドが出てくるとは……。過去にいなかったのかな。

さて、そんな彼らの3枚目のアルバムですが、ハッキリ言ってしまうと、面白くないと感じました。
彼の魅力は、Aパート・Bパートはドゥーム・メタルのように暗く・沈み込むようなメロディなのに、サビでは一転してパアッと晴れるかのようにキャッチーなメロディが飛び出すという、その「ギャップ」だと思っていたんですが、本作はサビでも暗いままなんです。明るくならない。つまり、面白くないわけです。厳密には明るくならないわけではないんですが、過去の曲に比べて圧倒的にキャッチーさが足りないんです。
パパ・エメリトゥスことトビアス・フォージの癖の無いボーカルや、幻想的な雰囲気を醸し出すキーボードなど、魅力的な部分が無いわけではないんですが、根本である「歌」そのものがつまらないんじゃどうしようもありません。

お気に入りは「Square Hammer」。本作で最もキャッチーな1曲。やればできるじゃん! こういうのをもっと用意してほしかった……。

音楽性そのものが変わったわけではないので、次作では再びキャッチーさが戻ってくる事を期待したいです。