
ELUVEITIE(エルヴェイティ)
ATEGNATOS / 2019年 / 87点
スイス出身のメロディックデス/フォークメタルバンド、8枚目のアルバムです。
「初期DARK TRANQUILLITYにフォーク要素を織り交ぜた」と形容される事のあるメロデスフォークメタルバンドです。この手のバンドはどちらかと言うとフォークの要素が強く、デスメタルらしい激しさは控え目な事が多いですが、このバンドはどちらの要素も疎かにならず、強靭なサウンドを作り上げている所がポイントだと思います。まあ、過去にはメタル色のまったく無いフォークアルバムを出した事もありましたけど。
さて、そんな彼らの8枚目ですが、うん! とても良いですね! デスメタルのハードさとフォークメタルの幻想さ、どちらの要素も非常に濃いまま極めて高いレベルで混ざり合い、彼らにしか描き出せない孤高の世界を作り上げています。
個人的にはデスメタルのハードさを推したい。まずサウンドが生々しい。凶暴さを感じる猛々しいボーカル、ギュアア!と唸りまくるギター、そしてドスン!ドスン!と胸に響くドラム、と非常に格好良いんです。また、楽曲の方も疾走感のある曲が多く、中にはブラストが使われる楽曲もあります。この手のバンドはそれほど速くないのが普通なので、この爆走感は他のバンドには無い強みの1つになりますね。
そんな邪悪なデスメタルに不思議とマッチするフォーク要素。ピロピロと鳴る音色(楽器はよく分かりません;汗)も印象的ですが、特に可憐な女性ボーカルはフッと吹き抜ける清涼な風のごとく、楽曲・アルバムに緩急をつけていると思います。
お気に入りは「Deathwalker」。腹に響くリズムがたまらない1曲。フォーク色は薄めでデスメタル濃いめなのも良い。
後半、あと一歩という感じの曲が並ぶので、得点的には↑な感じですが、総じてレベルの高い作品だと思います。デスメタル・フォークメタル、どちらのファンにも受け入れられるんじゃないですかね。

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