
LIV MOON(リブ ムーン)
OUR STORIES / 2022年 / 82点
日本出身のシンフォニックメタルユニット、5枚目のアルバムです。
元宝塚歌劇団の男役だったAKANE LIV(岡本茜)がボーカルを務めるシンフォニックメタルユニットです。前作「THE END OF THE BEGINNING」から実に10年ぶりのアルバムになります。
前作は重厚かつ優美なシンフォニックメタルで、なかなかの良盤でしたが、本作はやや方向が変わっています。
本作はバンドサウンドにこだわって作られたようで、壮大なシンフォニックアレンジは抑え目。代わりにギターやドラム、そしてヴァイオリンと言った楽器陣の生々しい演奏が前面に出ています。特に間奏でのギターソロはかなり派手です。楽曲の方もそれに合わせてかエッジの効いたパワーメタル的なモノが多く、全体的にパワフルな仕上がりになっています。
個人的にはコッテコテのシンフォニックメタルで良かったんですが、この路線はこの路線で嫌いではないので些細な問題かと思います。個人的に一番気になったのはやはりメロディです。どうも盛り上がりに欠けて、イケないんですよね……。人によってはこれでも十分良いと思うかもしれませんが、私個人としては正直不満の残る出来栄えだったと思います。「Addiction」とか、みんな良いって言うけど、個人的にはイマイチだったんだよな~。「El Dorado」や「Hourglass」なんかも半音変えるだけで昇天できそうに思えるだけに本当に残念でした。
お気に入りは「Fighter」。重厚かつハイスピードなパワーメタルナンバー。今までとは路線が違いますが、これはこれでとても格好良いと思いました。
某メタルレビューサイトで「このバンドはAKANE嬢を活かし切れていない」なんて意見があったのですが、私もそうだと思いました。もっと別のクリエイターと組めていたら、もっと大きな成功を手に入れていたかもしれない。そう思える(惜しい)アルバムでした。

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