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THERION(セリオン)
LEVIATHAN / 2021年 / 84点

スウェーデン出身のシンフォニックメタルバンド、17枚目のアルバムです。

最初はデスメタルとしてスタートし、次第にメロディを取り入れ、5枚目「Theli」(1996年)で完全に方向転換。RHAPSODY OF FIREと共にシンフォニックメタルの普及に貢献したと言われているバンドです。分かりやすいRHAPSODY OF FIREに比べるとやや陰に隠れがちですが、こっちはこっちで独特の魅力があると思います。

そんな彼らの17枚目ですが、様々なレビューサイトで高評価を得ており、私もそうだと思いました。理由は何と言っても、彼らの作品の中でも非常に分かりやすい事が挙げられます。何でも「自分たちがやりたい事ではなく、ファンが望むモノを作った」とか。そうそう、そういうのが良いんだって(笑)。

メインボーカルが誰なのかさっぱり分からない大人数による壮大なクワイア、実は意外なほどしっかりヘヴィメタルしてる楽器陣、そして宗教的な香りを感じるドラマチックなメロディ。THERIONに求められているモノがここにあると言った感じです。ダークなミドル、幻想的なバラード、アグレッシブなファストナンバーなど、バラエティも豊かで、「次はどんな曲が来るんだろう?」とワクワクしました。

欠点としてはRHAPSODY OF FIREほどは盛り上がらないと言う事。ただ、同じシンフォニックメタルと言えども目指している方向が若干異なると思うので、同じ高揚感を求める事自体が間違いだと気が付きました。このバンドに剣と魔法の物語を期待する事自体がナンセンスって事なんだよね。

お気に入りは「Tuonela」。NIGHTWISHの元ボーカル兼ベースのマルコ・ヒエタラが参加しているナンバー。THERION汁100%の曲です。

私の好みストライクではありませんが、良い作品だと思います。次もこの路線でお願いします。