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EDU FALASCHI(エドゥ ファラスキ)
VERA CRUZ / 2021年 / 86点

ブラジル出身のミュージシャン、エドゥ・ファラスキによるソロプロジェクトが2021年に出したアルバムです。

ANGRAの元ボーカル、エドゥ・ファラスキのソロプロジェクト(バンド?)です。エドゥと言えばALMAHのボーカルとしても活躍しており、そっちとどう違うのかはよく分かりません。まあ、名義なんてどうでもいいんですけど、ややこしいなとは思いますね(笑)。ちなみに同じくANGRAの元ドラムのアキレス・プリースターもいます。
アルバムの枚数を書いてないのは、本作以前にANGRAやALMAHの曲のリメイクアルバムなどを出しており、それをカウントして良いのかよく分からないからです(汗)。オリジナルアルバムとしては1枚目になります。

音楽性はテクニカルでドラマチックなブラジリアンパワーメタルです。自然となのか意図的なのかは分かりませんがANGRAに非常に似ており、特にANGRA史上最高傑作と言われている「TEMPLE OF SHADOWS」に近いモノを感じました。

特筆すべきは何と言っても驚異的な演奏レベルの高さです。聞くだけの私でさえ「これは並みのミュージシャンが無理だろうな」と思えるほどスリリングかつテクニカルな演奏は、それだけでも聴く価値があると言っても過言ではないと思います。イントロに続く「The Ancestry」を聴いた時はぶっ飛びましたね。
そして、エドゥの歌唱も非常にエモーショナルで、楽器陣の演奏に決して負けていません。「AURORA CONSURGENS」以降衰えたなんて言われていましたが、本作を聞く限り衰えはまったくありません。
お得意のブラジル音楽の要素を適度に入れながらもヘヴィメタルらしいドラマチックさ・激しさもシッカリあり、もしも本作がANGRAから出されていたら、今ほどANGRAは落ちぶれなかったと思います。

欠点は後半やや失速する事。前半はスリリングな疾走曲が多いんですが、後半(「Land Ahoy」以降)はスピード感が落ち、メロディも明るめの曲が増え、個人的にはちょっと物足りなさを感じました。9分越え・7分越えの曲があるんですが、どちらもイマイチだったのが大きかったな。

お気に入りは「The Ancestry」。イントロに続く2曲目。ドラマチックにしてテクニカル、最高レベルのパワーメタル曲だと思います。

ファビオ・リオーネのANGRAがイマイチしっくり来ない方は、ぜひともコチラを聴いてもらいたいですね。