
GRAILKNIGHTS(グレイルナイツ)
CALLING THE CHOIR / 2014年 / 75点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、4枚目のアルバムです。
メンバー全員がアメリカンコミックのヒーローのようなコスプレチックな格好をしている事で有名(?)なバンドです。ちなみに前作まではメロデスをやっていたらしいです。
その見た目から、ダサいながらもヒロイックなパワーメタルを想像していたんですが、これが良くも悪くも全然違っており、フォーキッシュな要素のある男臭いパワーメタルをやっています。パワーメタル寄りになったKORPIKLAANIやALESTORMと言った感じです。元メロデスバンドの名残なのか、デスボイスも所々で使われています。
想像とは全然違いましたが、これはこれで悪くないと思います。特にメロディはなかなかに癖になるクサさと陽気さがあり、一度ハマると抜けられない‟面白さ”があると思います。演奏はややチープではありますが、特に破綻もしていませんし、男臭いボーカルも雰囲気はよく出ています。疾走感もしっかりあるので、最後まで退屈せずに聞けると思います。
欠点としてはストレートな曲が少ない事。1曲の中でリズムや雰囲気が変わる場面が結構あり、「この曲はこういう感じね」と言った印象が掴みづらく、曲ごとのカラーが分かりにくいんですよね。たぶん、この辺りも元メロデスの名残りなんでしょうね。パワーメタル寄りにしたのだから、シンプルに疾走する曲があっても良かったんじゃないかと思います。
あと、個人的にはボーカルにはしっかり歌ってほしい。コチラも元がデスボイスメインだったからなのか、音程無視でがなるような場面が多々あり、ちょっと不満でした。
お気に入りは「Morning Dew」。一番シンプルに疾走する場面があるから。というか、ビジュアルと音楽の乖離が激しすぎる……。
ちなみにボニー・テイラーの「Holding out for a Hero」がカバーされており(日本では麻倉未稀版が有名)。このバンドらしいアレンジがされていて面白かったですね。

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