WAR OF THE WORLDS,PT.2

MICHAEL ROMEO(マイケル・ロミオ)
WAR OF THE WORLDS,PT.2 / 2022年 / 80点

アメリカ出身のプログレッシブメタルバンドSYMPHONIY Xのギタリスト、マイケル・ロメオの4年ぶり、3枚目のソロアルバムです。

アルバムタイトルを見ればすぐに分かりますが、前作「WAR OF THE WORLDS,PT.1」の続編に当たる作品です。
ボーカルがリック・カステラーノからディノ・ジェルシックなる人物に代わっていますが、この人も非常にエモーショナルな歌声の持ち主で、交代によるダメージは一切無し。というか、最初聞いた時は「こっちもラッセル・アレンなの?」と思うくらい、ラッセル・アレンに似てます(笑)。特に力んだ時の歌い方なんてソックリです。
マイケル本人は楽曲について「より映画音楽っぽくなった」とか「モダンでヘヴィになった」とか言ってますが、私が聴いた限り、それほど大きな変化は無く(汗)、これまで通りのスリリングでスピーディなプログレッシブメタルです。

と、音質や演奏レベルなどは超一流と言っても良いほど高いんですが、残念ながら楽曲の方は正直イマイチだと感じました。理由は何と言っても「メロディが弱い」事が挙げられます。実質1曲目である「Divide & Conquer」ですら私の耳だと‟悪くない”止まりで、以降も「悪くないけどイマイチパッとしない」という評価しか出てきません。スピード感も全体的に落ちてる気がするし、歌無し(インスト)が4曲もあるのも興が削がれるというか……。
こればっかりは時間をかければ良いってもんじゃないので、次作に期待するしかないかな。

お気に入りは「Just Before the Dawn」。マイケルお得意の切なさ全開のバラード。個人的にはもっと静かな感じでプレイしてくれても良かったと思いますが、このメロディはやっぱり良いですね。

レベルは高いのに自分の嗜好とイマイチ合わない、そんなアルバムでした。というか、そろそろSYMPHONIY Xの新譜出してくれないかな……。