SONGS OF LOVE AND DEATH

BEYOND THE BLACK(ビヨンド ザ ブラック)
SONGS OF LOVE AND DEATH / 2015年 / 75点

ドイツ出身のシンフォニックメタルバンド、1枚目のアルバムです。

元々ガールズロックバンドを組んでいたというジェニファー・ハーベン(Vo)を中心に結成されたメタルバンドで、一言で言えば「THE UNFORGIVING」以降のWITHIN TEMPTATIONスタイル。壮大なシンフォニックメタルにキャッチーな歌メロが乗るタイプで、時折NIGHTWISHからの影響も見て取れます。

物凄い独創的な事をしているわけではありませんが、出来そのものは非常にハイレベル。デビュー作とは思えないほど演奏力・音質共に高品質で、ジェニファーの堂々たる歌唱も既に完成している感があります。ちなみに当時彼女は若干20歳。見た目もメタル界ではトップクラスの美貌で、動画サイトで見たライブも映えてましたね。メタル界はあまり「見た目」にはこだわらない傾向がありますが、やっぱり美女やイケメンがフロントマンだと華やかだなとは思っちゃいますね(汗)。

と、完成度は非常に高いんですが、残念ながら満足度はイマイチ。理由はメロディがモダン寄りだから。北欧メタルの持つ哀愁・抒情性はほとんど感じられません。それは「一般フィールドでも通用しそう」という事でもあるんですが、メタル馬鹿の私からすると「ドラマチックではない」と感じられてしまうわけです。特に後半の曲はリズムも似たり寄ったりで、正直退屈さを感じてしまいました(汗)。

お気に入りは「Songs of Love and Death」。アルバムタイトルと同名の曲。これくらい哀愁のある曲がもっとほしかった。

何となく、私の好みの方向には行かないんだろうなという予感がしていますが、気になる存在である事は確か。これからどうなっていくのか見ていこうと思います。