IMPERIAL DAWN

REXORIA(レキソリア)
IMPERIAL DAWN / 2023年 / 88点

スウェーデン出身のパワーメタルバンド、3枚目のアルバムです。

前作に比べるとフェリーダ嬢の恰幅も含めて(汗)、更に一回り逞しくなっています。また、デジタルな装飾が目立つようになり、結果BATTLE BEASTに更に近づいた感じがしました。
ただ、前作の時も言いましたが、いくら逞しくなろうとも、独特の哀愁・北欧的抒情性は失っておらず、ただの二番煎じに終わっていない所にこのバンドのポテンシャルの高さが伺えます。

何よりも嬉しかったのが前作で一時減退してしまった哀愁がかなり戻ってきている事。「Fading Rose」のような従来の路線の曲から「Light up the Sky」のようなイキの良い曲に至るまで、シッカリと印象的で胸キュンするメロディがあり、素晴らしいの一言。このメロディは日本を含むアジア系やアメリカ系のバンドには作れない、「土地柄」とも言うべきモノだと思います。

ただ、結果的にまた「どれも似たような感じに聞こえる」現象が起きてしまっています。でも、もうこれでいいと思います。変に差別化すると面白くなくなるという事が分かったので、似た感じで良いので哀愁ある楽曲を楽しめる本作の方が良いです。

お気に入りは「Light up the Sky」。MVも作られている、このアルバムを代表する1曲。テンポが良く、それでいながらキャッチーさ・哀愁も感じる名曲だと思います。

音質も演奏もレベルアップし、一時は失った哀愁も戻ってきました。実に素晴らしい進歩だと思います。個人的にはBATTLE BEASTよりも気に入りましたよ。