
TERRA ATLANTICA(テラ アトランティカ)
A CITY ONCE DIVINE / 2017年 / 78点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
ファンタジックな雰囲気を持つ典型的なヨーロピアンパワーメタルです。ドイツと言えばHELLOWEENやACCEPTと言ったパワフルでスピーディーなバンドが有名ですが、そういった「ジャーマンメタル」的な要素は控え目で、もっとRPGっぽいというかドラマチックで、DERDIANやDRAGONYなどに近い感じです。
つたない演奏、歌えてはいるものの決して「上手」とは言えないボーカルなど、まだまだB級ながら、なかなかにキャッチーで耳に残るメロディが印象的で、私個人は結構気に入りました。また、耳をつんざくハイトーンや、ツーバスドコドコと言った疾走する場面がかなり少なく、ファスト程度のスピードの中で朗々と歌うという、「無茶をしない演奏」も個人的には良いと思います。おそらく今のレベルでそれをやっていたらB級どころかC級になっていたと思いますからね(笑)。
欠点としては、案の定と言うべきかインパクトが弱い事。書いた通り、疾走シーンやハイトーンがほとんど無い為、印象に残りにくいんですよね。また、「これぞ!」と言える1曲も無いのも印象を弱くしている要素かな。この辺りはもっと鍛錬が必要だと思います。
お気に入りは「The Avenging Narwhal」。溌剌とした歌唱と分かりやすいメロディが癖になる、このバンドらしい1曲。
現時点ではまだまだ粗削りですが、磨けばかなりの逸材になるんじゃないかと思います。これからに期待。

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