TERRA ATLANTICA

TERRA ATLANTICA(テラ アトランティカ)
AGE OF STEAM / 2020年 / 86点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

前作に比べて音質・演奏力共に格段に成長しており、更に疾走感のある楽曲も増えて、メジャークラスの作品になっています。音楽性自体は基本的に変わっていないものの、シンフォニック度が大幅に上がっており、カテゴリを「シンフォニックメタル」にしても問題無いくらいになっています。
また、サビでは「飛翔系」と言われる哀愁とは一味違うポジティブ系クワイア(合唱)が爆発しており、前作ではDERDIANやDRAGONYの名を挙げましたが、それらよりもFREEDOM CALLやTWILIGHT FORCEっぽくなった感じがします。

いやぁ、素晴らしい進化だと思います。3年でここまで変わるとはね。
個人的にすごく良いなと思ったポイントとしては「疾走曲と同じくらいミドル曲も出来が良い」という事。「Across the Sea of Time」や「Quest into the Sky」のようなコッテコテの疾走曲も決して悪くはないものの、それと同じくらい「Mermaids' Isle」や「Forces of the Oceans, Unite!」のようなミドルテンポで朗々と歌われる曲も印象的で耳に残るんですよね。ミドルが強いバンドは長生きすると思います。
疾走曲・ミドルナンバー・バラードの配分も申し分なし。

欠点としてはラスト3曲が微妙な出来栄えだという事。ケツに一発凄いのが来れば完璧だったんだけど、締めがどうにも悪かった……。

お気に入りは「Mermaids' Isle」。日本語にすると「人魚の島」。↑にも挙げた通り、落ち着いた感じのミドルナンバー。メロディが良いんですよ。

2枚目にして一気に垢抜けたと思います。次はどんな進歩を遂げてくれるのか、今から楽しみです。