WANDERERS

VISIONS OF ATLANTIS(ヴィジョンズ オブ アトランティス)
WANDERERS / 2020年 / 84点

オーストリア出身のシンフォニックメタルバンド、7枚目のアルバムです。

「小粒のNGIHTWISH」とでも形容できそうな、適度にシンフォニックで適度にアップテンポな楽曲と男女ツインボーカルが特徴のバンドです。

1曲目「Release My Symphony」から7分もの大曲で、2曲目「Heroes of the Dawn」では民謡チックなメロディ全開と、「本作は曲毎にカラーが違うのか?」と思ったんですが、それ以降はいつもの適度にアップテンポでキャッチーなVOAナンバーが並んでいました(汗)。
とは言え、相変わらずどの曲もとても分かりやすくて聞きやすく、しかもどの曲もメロディが一回りキャッチーになっており、総合的な出来栄えは前作を凌ぐと思います。

また、前作では女性ボーカルのクレモンティーヌ・ドローニー嬢にばかり耳が行っていましたが、本作は男性ボーカルのミケーレ・グアイトーリ氏の出番も増えており、「ツインボーカル」という特徴がシッカリ機能していたと思います。曲数も13曲とたっぷり入っており、満足度は高かったです。

欠点は全体的に音がしょぼい事(特にドラム)。7枚もアルバム作って、そこそこ出来の良いMVも作れてるのに、このしょぼさはいただけません。もしも意図的ならただちに考え直してください。

お気に入りは「Heroes of the Dawn」。このバンドがここまで民謡的なメロディを前面に押し出した事は無かったかも? 胸を締め付けるメロディがたまりません。

大きな進化はありませんが、このバンドらしさがよく出た良いアルバムだと思います。次もこの路線でお願いします。