
ELDERWIND(エルダーウィンド)
THE MAGIC OF NATURE / 2012年 / 70点
ロシア出身のアトモスフェリックブラックメタルバンド、1枚目のアルバムです。
バンド名で検索しても日本語のサイトがほとんど引っかからず、日本一メタルアルバムの品揃えが良いディスクユニオンのサイトですら引っかからないという、超どマイナーなバンドです。詳しくは分かりませんが、3人組のようです。
スタイル的にはELDAMARやSKYFORESTと同じ、ミドルテンポで大自然の雄大な世界観を穏やかに描くフォークメタル的なブラックメタルです。ブラックメタルらしいデスボイスとトレモロリフはありますが、メロディ自体は非常に優しく、終始紡がれるピアノの旋律と相まって、幻想的な森の中に誘われるかのような感覚に囚われます。
ヘヴィメタルらしい激しさはまったくありませんが、メロディを愛する人ならばきっと気に入るんじゃないかと思います。
欠点としては「空気感」だけで終わってしまっている事。メロディがもう一歩という曲が非常に多いんですよね。まあ、その空気感が作れていればある意味、この作品は成功しているとも言えますが、やっぱりキチンと聴いてる身としては「これはいい!」と胸キュンする曲がもっと欲しかったです。
お気に入りは「Shining Stars」。一番「来た」曲。こういうのがもっと欲しかった。
普通のヘヴィメタルしか聴かない人にはまったくおススメできませんが、美しいメロディを愛する人なら一度は聴いてみてもらいたいアルバムだと思います。

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