Nifelvind

FINNTROLL(フィントロール)
NIFELVIND / 2010年 / 75点

フィンランド出身のフォークメタルバンド、5枚目のアルバムです。

チェコの民謡舞曲「ポルカ」とブラックメタルを融合させた唯一無二のスタイルのバンドで、今で言う「フォークメタル」の先駆けとも言えるのでないかと思います。少なくとも私がこのバンドを聴き始めた頃(2001年頃)はまだ「フォークメタル」という言葉は無かった、もしくはほとんど聴きませんでした。確かCDの帯にも「ポルカメタル」とか書かれていたはず。

さて、そんな彼らの5枚目ですが、ポルカとブラックメタルが融合した一際陽気なフォークメタルは一切不変です。フォークメタルの中でも特にメロディが明るめで、デスボイスも全然きつくないので、フォークメタル初心者でも聴きやすいと思います。

ただ、初期の作品に比べると若干大人しくなっており、また重厚感も感じられるようになっているので、ブラックメタルが好きな方にもそこそこ訴求できるのではないかと思います。
また、曲によってはかなり壮大なシンフォニックアレンジが加えられている曲もあって、ユニークで面白いと思いました。
とは言え、どれを聞いてもFINNTROLLの曲だと分かる個性の強さは変わりません。このオリジナリティは凄いと思います。

欠点としては、メロディがイマイチな曲が多い事。「悪くない」止まりの曲が多く、イケる曲が結構少ないんですよね(「Den Frusna Munnen」や「Ett Norrskensdåd」なんかは実に惜しいと感じました)。もっと「決め手」となるメロディをズバッと入れてほしかったですね。

お気に入りは「Solsagan」。イントロに続く2曲目。こういうのをもっと欲しかった……。

久しぶりに聴きましたが変わっておらず安心しました。これからもこの路線でお願いします。