
FINNTROLL(フィントロール)
BLODSVEPT / 2013年 / 82点
フィンランド出身のフォークメタルバンド、6枚目のアルバムです。
前作はこのバンドにしてはかなりシリアスな路線で、個人的には印象的なメロディが少なかった事もあって、正直あまり好きにはなれませんでした。本作はそんな前作を反面教師にしているのか、見事なほど陽気路線に振り切っています。その割にジャケットはかなりグロいのが気になりますが……。
「俺はメタルを聴いているのか?」と思ってしまうほどカラッとした陽気さに満ちてはいますが、ボイスはシッカリデスボイスだし、ロック楽器が使われていないなんて事も当然ながら無く、彼ら流の「ポルカ+メタル」が極めて高いレベルが融合しています。
印象的なメロディは本作の方がうんと多く、満足度で言えば本作の方が高いです。やっぱり彼らはこうでないとね! 曲の大半が3分台、5分以上の曲が1曲しかないという短さも、このスタイルには合っていると思います。
欠点は後半になるほど失速する事。良い曲が前半に集中しており、後半になるほど「似た感じだな~」と言った感じで通り過ぎてしまいます。特に8曲目以降が顕著です。最後の最後に一発大きいのを用意してくれればまた印象も違ったと思うんですけどね。
お気に入りは「Skogsdotter」。本作の中でも最速を誇る爆走曲。それでありながら彼ら流の明るさは健在。まさに彼らだけが作れる曲だと思います。
今更ですが、非常にユニークで面白い音楽性です。メタルを聴く人なら一度は聴いてみてほしいですね。

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