BIOMECHANICALS

METALITE(メタライト)
BIOMECHANICALS / 2019年 / 86点

スウェーデン出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

前作でボーカルを担当していたエマ・ベンシングが脱退、代わりにエリカ・オールソンが加入しています。音楽性は大きくは変わらず、AMARANTHEの影響下にあるエレクトリカルな電子音を多用したEDMやトランス的な要素の強いモダンなメロディックメタルです。

前作に比べると更にエレクトリカルなサウンドが全面に出ており、ボーカルがポップスも普通に歌えそうな女性ボーカルという事、ハード&スピーディな曲が少ないという事もあり、もはやこれをヘヴィメタルと呼んでいいのか? と思ってしまうほどです。

しかし、そんなネガティブ要素をかき消すほどのポジティブな意見として、「哀愁漂う歌メロ」があります。前作もキャッチーな歌メロはありましたが、本作はそれを遥かに凌駕するキャッチーでありながら哀愁を感じる歌メロが多いと感じました。
正直この一点のみで前作を上回る評価を与えても良いと思います。

特に前半に良い曲が揃っており、テンポは遅いものの哀愁感がたまらない「Apocalypse」、地味めですがジワジワと良さが来る「Biomechanicals」、サビの疾走感が心地良い「Warrior」、BATTLE BEAST的なメロディセンスを感じる「Mind Of A Monster」など、耳から離れないメロディが盛りだくさんです。

欠点としてはキラーチューンが無い事。どれも平均点以上の出来栄えですが、このバンドならではの1撃必殺の曲が欲しかった所です。

お気に入りは「Apocalypse」。久々に悶絶した曲でした。

サウンド自体はヘヴィメタルからは離れていってる気がしますが、哀愁を感じるメロディが好きな人なら気に入ると思います。