
INSOMNIUM(インソムニウム)
ANNO 1696 / 2023年 / 85点
フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、9枚目のアルバムです。
今や「INSOMNIUM系」と言われるほどの存在になっているメロデスバンドです。スピード感に頼らず(近年はスピード感のある曲も増えていますが)、静かに抒情的なメロディを丹念に紡ぎあげるスタイルは、世のメロディマニアから多大な支持を受けています。
さて、そんな彼らの9枚目ですが、これまでの路線を踏襲した味わい深いメロディックデスメタル道を突き進んでいます。若手のバンドでは出せない「深さ」を感じるデスボーカル、激しさと美しさを両立させたサウンドは、まさに「これぞINSOMNIUM」と言えるものです。
また、前述したように、最近はそこそこスピード感のある曲も増えており(さすがに疾走曲は無いですが)、遅いのが苦手という人でも聴けると思います。
大半が6分以上と大作志向ですが、それでも最後まで聴き通せる曲作りの上手さもさすが。
総じて、モダン化されていない伝統的なメロデスが好きなら人なら間違いなく聴くべき作品だと思います。
総じて、モダン化されていない伝統的なメロデスが好きなら人なら間違いなく聴くべき作品だと思います。
欠点は前作と同じくキラーチューンが無かった事。「Only One Who Waits」や「Ephemeral」クラスの曲があれば文句無かったんですけどね。まあ、贅沢な欠点だとは思いますが。
お気に入りは「Lilian」。本作で最も疾走感のある曲。広がりのあるサウンドと切ないメロディはINSOMNIUM印100%。
目新しい事は何一つしていませんが、「メロディックデスメタル」の模範ともいうべき良盤だと思います。

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