EDU FALASCHI2

EDU FALASCHI(エドゥ ファラスキ)
ELDORADO / 2023年 / 84点

ブラジルが誇るパワーメタルバンドANGRAの元ボーカリスト、エドゥ・ファラスキによるオリジナルアルバムとしては2枚目の作品です。

前作は本家に肩を並べるほど充実したパワーメタルアルバムだっただけに、本作にも期待していたんですが、見事にそれに応える作品を送り出してきました。
ブラジルの香り漂うエスニックなメロディ、やや複雑な展開ながら見事に、いやそれ以上に演奏しきる驚異的なバカテク、そしてそれらを1つに纏め上げるエドゥの歌唱と、相変わらずハイレベルなパワーメタル作品に仕上がっています。

特に素人が聴いても分かる楽器陣のテクニックの高さはやっぱり凄いです。元ANGRAのアキレス・プリースター(Ds)やALMAHのディオゴ・マフラ(G)、ラファエル・ダフラス(B)など、エドゥの周りには凄いメンツが集まっているみたいですな。個人的にはラファエル・ダフラスのバキバキ言いまくるベースが好きです。

ただ、手放しで喜べない部分もありました。
それはキャッチーさにやや欠ける事。個人的にはサビまではメチャクチャ盛り上がるのに、肝心のサビがイマイチという曲が多かったと思いました。飛翔系と呼べるほど明るいわけでもなく、かと言って切なさ全開の哀愁メロディというわけでもなく、どっちつかずだったかなと。
こんな言い方は失礼かもしれませんが、バカテクな楽器陣を聴いてる方が楽しかったです。

お気に入りは「WINGS OF LIGHT」。8分もある大作ですが、飽きさせない展開と疾走感が気持ち良い1曲です。

欠点が無いわけではないですが、それでも十分ハイレベルなパワーメタル作品だと思います。ANGRA好きはもちろん、高度なテクニックを聴きたい人にもおススメです。