New Beginning

BAND-MAID(バンドメイド)
New Beginning / 2015年 / 78点

日本出身のハードロックバンド、2枚目のアルバムです。

メンバー全員が女性で、更に全員がメイド服姿というアイドル的なルックスが特徴。が、そんな見た目とは裏腹にラウドでハードなロックをプレイするバンドです。
秋葉原のメイド喫茶で働いていた小鳩ミク(Gt・Vo)がバンドをやりたいと思ったのが始まりなんだとか。どっから何が出てくるか分からん時代やね(汗)。
ちなみにこのアルバムが出た頃(2015年頃)は「BAND-MAID®」と、お尻に「®」が付いてたらしいです。

音楽性は腹の奥に響くようなゴリゴリのハードロックです。キーボードによるキラキラな装飾もまったく無く、一言で言うと非常に「無骨」です。
最大のポイントはやはりこの「ギャップ」だと思います。サウンドは身長190センチのおっさんが演奏してると言われても信じてしまいそうな、ワイルドで迫力満点の音なのに、実際に演奏しているのは線の細い女の子という温度差が凄い。この温度差は「アイドルがメタルを歌う」事で有名になったBABY METALに近いと思います。
でも、演奏は決して適当なんかではなく、ハードロックとして十分に完成しており、素直に格好良いと思います。個人的にはブキブキ言いまくるMISAのベースが好きです。

欠点はキラーチューンが無かった事。
このバンドは本アルバムの1曲目に収録されている「Thrill」で大きな注目を集めた経緯がありますが、個人的にはそんなに響きませんでした。それ以降も、どうも私の琴線に触れる曲が無い。また、歌メロだけ聞けばアイドルソングっぽいのもあり(「Price of Pride」や「Arcadia Girl」など)、イマイチハマれない曲が多かったです。
私がメタル的な抒情メロディが好きというのもあるとは思いますが……。

お気に入りは「Don't Let Me Down」。ハードさとキャッチーさが絶妙にブレンドされた1曲です。

見た目と音楽のギャップが面白過ぎるバンドです。これからどう成長していくのか、気になります。