
WALK IN DARKNESS(ウォーク イン ダークネス)
WELCOME TO THE NEW WORLD / 2018年 / 75点
イタリア出身のゴシックメタルバンド、2枚目のアルバムです。
基本路線は変わらず、シンフォアレンジを最小限に抑えたドゥームメタルっぽさのある王道のゴシックメタルです。
若干の変化として、デビュー作だった前作に比べるとスピード感は更に低下。またアコギなどを使った場面が増え、より暗さ・静かさが目立つ作風になっています。ただ、ニコレッタ・ロゼリーニ嬢の癖の無い溌剌とした歌唱、シンプルでストレーナ作風のお陰で聴き易さは維持されており、全8曲ランニングタイム43分という事もあって、最後までサラリと聞けてしまう所がこのバンドのポイント。出番は少ないものの、デスボイスが良い味を出しています。
複雑な展開や退廃的な空気感を求めている人だと正直物足りなさを感じるかもしれませんが、普段あまりゴシックメタルを聴かないような人(私の事です)、パワーメタルやシンフォニックメタルなどを主食としている人にとっては非常に取っつき易い作品だと思います。客観的に見ても、こっちの方がポピュラリティはあると思います。
欠点としては前作もそうでしたが、やっぱり盛り上がりに欠ける事。前作でも言ったようにそれがゴシックメタルというモノなので、仕方ないとは思うものの、せめてサビで哀愁を感じるメロディを持ってきても良かったんじゃないのかなと思います。
お気に入りは「A Way to the Stars」。ラストを飾る壮大なナンバー。これだけシンフォニックメタルっぽい。
相変わらずゴシックメタルとしてはかなり聴き易い作品です。初心者の方向けです。

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