IN THE SHADOWS OF THINGS

WALK IN DARKNESS(ウォーク イン ダークネス)
IN THE SHADOWS OF THINGS / 2017年 / 75点

イタリア出身のゴシックメタルバンド、1枚目のアルバムです。

パワーメタルバンドKALIDIAのボーカリスト、ニコレッタ・ロゼリーニが同じくボーカルを務めるゴシックメタルバンドです。

音楽性は女性Voと男性デスVoが絡み合う、典型的なゴシックメタルです。スピード感は皆無。シンフォニックメタル的な盛り上がりも無く(シンフォアレンジも控えめ)、暗い世界観が淡々と描かれています。

ただ、ゴシックメタルとはそういうモノ。張りのある歌唱から儚い歌い方までシッカリこなすニコレッタ嬢、出番こそ少ないもののダークな雰囲気を作り出すデスボーカル、薄暗い森の中を漂うかのような空気感、と言ったゴシックメタルとしての出来は実に堅牢で、ゴシック好きなら満足できると思います。

また、スピード感皆無と書きましたが、ゴシックメタルの中ではかなり“ノリ”は良い方で、4~5分とコンパクトにまとまっているお陰もあって、最後まで飽きる事無く聴き通す事ができました。

欠点としてはやはり盛り上がりに欠ける事だと思います。盛り上がりそうで盛り上がらないんですよね。まあ、意図的にそうやってるんでしょうし、グワッと盛り上がっちゃったらシンフォニックメタルだしね。ゴシックメタルはこういうものなんだと思います。

お気に入りは「Chance in the Storm」。本作の中ではかなりキャッチーな部類に入る、ノリの良いナンバーです。

ゴシックメタル初心者におススメの聴きやすい作品だと思います。