HEPHAESTUS

HEIMDALL(ヘイムダール)
HEPHAESTUS / 2023年 / 78点

イタリア出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。

94年に結成された古株バンドでアルバムデビューは98年。1~2枚目の頃はボーカルがあまりにも下手クソというでよくネタにされていました。3枚目からボーカルが代わりそこそこな作品を作るも、そこそこ過ぎて地味な存在になってしまうという悲しい事に……。
本作は6枚目の作品で、前作から実に10年ぶりの新作となっています。まあ、5枚目聴いてないんだけど。

音楽性はエピカルなメロディをたっぷりと取り入れた典型的なパワーメタルです。ボーカルは高音で少々ヨレるものの、それなりに歌えており大きな問題はありません。サウンドもシッカリしており、疾走感も抜群、ギターソロが何気にスリリングで格好良く、予想していたよりもうんと良く出来たパワーメタルアルバムだと思います。

ただ、手放しで喜べない点もあります。最大の欠点は決め手に欠ける事。どの曲も「そこそこ」止まりで、キラーチューンと呼べるほどの曲はありませんでした。また、サビメロも結構弱く、もう少しドガンと盛り上がるようなメロディを用意してほしかったです。ん? 3枚目以降のアルバムと同じ感想になってるような?
それと10年もかけて9曲しかないのは物足りなかったかも(しかも内1曲はQUEENの「The Show Must Go On」のカバー)。

お気に入りは「Masquerade」。スピード感抜群の熱い曲です。

20年前にメタルを聴き始めた頃を思い出せました(笑)。これからも(何とか)頑張っていってもらいたいです。