RAKSHAK

BLOODYWOOD(ブラッディウッド)
RAKSHAK / 2022年 / 84点

インド出身のヘヴィメタルバンド、1枚目のアルバムです。インド出身のバンドを紹介するのは初めてかもしれません。

その音楽性はSYSTEM OF A DOWNやLIMP BIZKIT、SLIPKNOTのような高速ラップにヘヴィでグルーヴィーなサウンドが乗る「ラップメタル」「ニューメタル」と呼ばれるようなスタイルです。彼らのオリジナリティはそこにインドの民族楽器などが足されている事で、これにより非常にユニークなサウンドに仕上がっています。ちなみに言語は英語、ヒンディー語、パンジャブ語で歌われているらしいです(英語以外はよく分からん…)。

インドのラップメタルと聞いて「芋臭そう」と思う人もいるかもしれませんが、答えは「NO」です。クリアで迫力満点のサウンド、素直に格好良いと思える高速ラップなど、その完成度は恐ろしいほど高く、初めて聴いた時はぶっ飛びました。そこにフッと乗る民族楽器も良い味を出していて、これは中毒になるレベルだと思います。

欠点としてはやや一本調子な所。リズムパターンや民族楽器のパターンが乏しく、「このパターン、前にもなかった?」と思う場面がいくつもありました。1枚目からそこまで要求するのは高望みかもしれませんが、もう少しバラエティ豊かでも良かったかも。例えばラップを一切使わないしんみりとした曲とかね。

お気に入りは「Dana-Dan」。超高速ラップが乱れ飛ぶ、聴いてて気持ちの良い1曲。曲調からは想像できませんが、インドの女性問題を扱った社会的な内容の歌詞らしいです。

これは面白いバンドですね。次にどんな作品を作るのか、今から楽しみです。