End Vs Beginning

RISE TO FALL(ライズ トゥー フォール)
END VS BEGINNING / 2015年 / 78点

スペイン出身のメロディックデスメタルバンド、3枚目のアルバムです。

これまでの作品と同じく、DISARMONIA MUNDIやSOILWORK、後期IN FLAMESの影響を受けた、ノーマルボイスをたっぷりと駆使したイマドキのメロディックデスメタルをやっています。

S級サウンドと卓越した演奏技術によって描かれるヘヴィだが極めてクールなメロデスは、若い世代にも「格好良い」として受けると思います。
ただ、私個人としてはサビのメロディに抒情性・哀愁が足りない点、また、曲のパターンが似たり寄ったり(サビはほぼ必ずペースダウンしてノーマルボイスで歌われる)と言った理由で、あまり高評価には至っていませんでした。

ハッキリ言えば、本作においてもその傾向は変わっていません。せめてサビがもっとキャッチーなら、評価も変わるんですが、どうやら彼らのセンスと私の好みは合致しないようです。
ただ、更に逞しくなったヘヴィなサウンドはサビを聴かずとも楽しめると言っても過言ではないレベルで、私は正直この「音」を聴いて楽しんでいました。
既に書いた通り、サウンド自体はS級レベルなので、「ヘヴィメタルのガリガリとした雰囲気が好き」と言う人なら、間違いなく楽しめると思います。

お気に入りは「Rise Without Drama」。ギターリフに往年のメロデスの香りを感じる、彼らの中では珍しいタイプの曲。

私の好みど真ん中のサウンドではありませんが、客観的に見れば間違いなく優れた作品だと思います。