
BAND-MAID(バンドメイド)
Unseen World / 2021年 / 84点
日本出身のガールズハードロックバンド、7枚目のアルバムです。
前作を「ポップになった」と書きましたが、本作は一転してゴリゴリのハードロック作品になっています。ドスドスとドラムが響き、ブキブキとベースが唸り、ギャンギャンとギターが鳴りまくる、過去最高にヘヴィなサウンドです。ポップソングはもちろん、バラードすら収録されておらず、全曲ハードナンバーという構成も潔い。
ボーカルはそれほど変わっていませんが甘さが薄れ、ビターな大人なメロディになった感じで、クールで格好良いと思います。
この方向性は私的には◎。ポップ路線はどうにも好きになれなかったですからね……。特にドラムとベースが強化されてサウンドに重厚感が出ているのが非常に聴いてて気持ちが良い。やっぱりハードロックはこうでないとね!
何度も言っているように、私は根っからのメタル馬鹿なので、もう少しメロディに哀愁さが欲しい所ですが、ヨーロッパのパワーメタルなんかが歌っている「ヘヴィメタルの哀愁」って、今ヒットチャートを賑わすような音楽を聴いている人からすると「ダサい」とも思われかねないセンスなので、そこまで踏み込まない彼女らは正しい選択をしているとも思います。
まあ、そんな小難しい事なんて考えてなく、ただ自分たちのやりたい事をしているだけなんだとは思いますが。
お気に入りは「CHEMICAL REACTION」。AKANEの叩くドラムがお腹にドスンドスン響く1曲。小鳩ミクがボーカルを務める「サヨナキドリ」はこのアルバムの中では最もポップですが、格好良さと可愛らしさのバランスが取れた1曲。
ここに来てハードロックらしさを前面に押し出してくるとは予想外でした。ぜひともこの路線でお願いします。

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