
WALK IN DARKNESS(ウォーク イン ダークネス)
ON THE ROAD TO BABYLON / 2020年 / 74点
イタリア出身のゴシックメタルバンド、3枚目のアルバムです。
路線は特に変わらず、ドゥームメタルとゴシックメタルを足して2で割り、そこに若干のシンフォニックアレンジを加えた、この手のバンドとしてはかなり聴き易い部類に入るゴシックメタル道を突き進んでいます。デスボイスがほぼ出てこず、ニコレッタ・ロゼリーニ嬢の可憐な歌声がメインなのも聴き易い要因の1つだと思います。
「The Sound of Rain」や「Walk on the Sky」「Nothing」などは淡くも胸にキュンと来るメロディがあり、かなり楽しむ事ができました。
ただ、本作は過去作に比べてややひねくれた(プログレッシブな)展開の曲が多く、これまでのストレートな作風とはかなり毛色が異なっています。またピアノやアコギによる「静」の演出が際立っており、結果ゴシック風味が増し、ゴシックメタルに慣れていない自分としてはちょっと退屈だと思う場面がありました。まあ、ゴシックメタル好きからすれば「これがゴシックメタルなんだよ!」と言うかもしれませんが。
サウンドや演奏技術などは文句無しのレベルなので、好みの問題って事なんだと思います。
お気に入りは「Nothing」。ニコレッタ嬢の力強い歌唱が聴ける、良くも悪くもゴシックらしくない1曲。
メタルらしいハードさはありませんが、ゴシックらしい暗さ・冷たさは感じられます。そういう世界が好きな人はぜひ。

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