KINGS IN THE NORTH

CROWNE(クラウン)
KINGS IN THE NORTH / 2021年 / 83点

スウェーデン出身のメロディアスハードロックバンド、1枚目のアルバムです。

ART NATIONのアレクサンダー・ストランデル(Vo)、DYNAZTYのラヴ・マグヌソン(G)、EUROPEのジョン・レヴィン(B)、元POODLESのクリスチャン・ルンドクヴィスト(Ds)、H.E.A.T.のヨナ・ティー(Key)という、HR/HM界で確かな実績を持つメンバーによって結成されたバンドです。ラヴ・マグヌソンは一部の曲だけらしいですが。

その音楽性は透明感のある哀愁のメロディがたっぷりのハードロックです。この手のジャンルは「メロディックロック」とか「北欧メタル」とか、色々な呼び方がありますが、紹介する所によってバラバラで私自身よく分からないので、昔から使っている「メロディアスハード」と呼ぶ事にしています。

耳を捕える美しい歌メロが主軸ではあるものの、エッジの効いたギターリフや勢いのあるリズムなど、決して大人しくはなく、絶妙なコースを攻めています。同じスタイルで言えばECLIPSEに近いんじゃないかと思います。「普通のロックはメロディがつまらないけど、ヘヴィメタルは激しすぎる」と感じる人におススメです。

個人的にはアレクサンダー・ストランデルのエモーショナルなボーカルと、間奏でのクサさすら感じるギターソロが耳に残りました。特にアレクサンダーの歌声は良いですね。パワフルでありながら男の色気も感じる、理想的なボーカルなんじゃないかと思います。ギターソロはそこだけパワーメタルばりに弾きまくってくれるのが嬉しかったです。

欠点らしき欠点は無かったと思います。強いて注文させてもらうとすれば、勢いを落としてでも良いから徹底的に哀愁にまみれた曲とかがあっても良かったんじゃないかなと思います。

お気に入りは「Unbreakable」。アメリカのバンドなら絶対にやらないであろう、哀愁のあるサビメロがたまらない1曲です。

メロハー好きなら聴いて損は無いバンドだと思います。次作にも期待!