MACHINE NATION

MANIGANCE(マニガンス)
MACHINE NATION / 2018年 / 77点

フランス出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。

王道のパワーメタルながら、デビューから一貫してフランス語で歌われている事で有名なバンドです。3枚目くらいまでは日本でもそこそこ話題だった気がするんですが、その後は名前も聴かなくなり、更に前作「VOLTE-FACE」(2014年)が非常に残念な出来栄えだったので、私もこのバンドとはさようならしようと思っていたんですが、利用しているサブスクにラインナップされており、新アルバムも出していたので久々に聴いてみる事にしました。

音楽性は書いた通り、王道の欧州パワーメタルです。派手でないもののキーボードも使われています。身も蓋も無い言い方をすれば教科書に書いてあるような「よくあるスタイル」ではあるんですが、タイトな演奏にツボを押さえた展開の妙など、そのレベルは非常に高く、パワーメタル好きなら気に入ると思います。少なくとも覇気の無かった前作に比べれば雲泥の差です。
歌詞はもちろんフランス語。英語とは違うのでちょっと不思議な感じがしますが、これはこれで味があって面白いと思います。

欠点としては、歌メロが微妙に外れている事。どうも私の「こうであってほしい」というメロディラインから微妙にズレてるんですよね……。これはボーカル、ディジエ・デルソーの「ヘタウマ」なボーカルのせいかもしれませんが。とにかく、もう少しボーカルラインにキャッチーさがあれば、評価も上がっていたと思います。
また、ドラムのリズムが急に変わるなど、若干プログレッシブな部分があるのも気になりました。パワーメタルにプログレッシブな要素って要らないと思います。

お気に入りは「Face contre terre」。イントロに続く2曲目。目の覚める1曲です。

想像していたよりもうんと良かったです。ただ、まだ良作とは言えないかな。でも次作も聴いてみようと思います。