TO DRINK FROM THE NIGHT ITSELF

AT THE GATES(アット ザ ゲイツ)
TO DRINK FROM THE NIGHT ITSELF / 2018年 / 73点

スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、6枚目のアルバムです。

1990年に結成、1995年に発表した4thアルバム「SLAUGHTER OF THE SOUL」が「デスメタルと抒情メロディが見事に融合した作品」と非常に高く評価され、今日のメロデスの一つの基盤となったと言われています。
しかし1996年に解散、2007年に再結成するものの2008年に再び解散。そして2010年に再び結成され、2014年になって「AT WAR WITH REALITY」を発表。それから4年ぶりに発表されたのが本作になります。

音楽性は切れ味鋭いギターリフを前面に押し出したスピーディーなメロデスです。トーマス・リンドバーグによる泣き叫ぶようなデスボイス、普段は無慈悲な爆走をかまし、時折スッと抒情的なメロディを入れると言った手法は変わっていません。

ただ、私の耳だと全体的にダークな風合いが強く感じられ、「スラッシュ風味のあるブラックメタル」のように聞こえました。メロディもARCH ENEMYやKALMAHのようなキャッチーさは無く、不穏なモノばかりです。「SLAUGHTER OF THE SOUL」はもっと明確に抒情メロディを出していたと思うんだけどな……。

個人的にはこの方向性はNG。デスメタルとしては文句無く格好良いんだけど、メロデスとしてはいささかダークすぎるんじゃないかと思います。実際「これは格好良い!」と思えた曲は無かったですし。

お気に入りは「Palace of Lepers」。3分すぎた辺りから聴けるギターメロが好き。

甘すぎないデスメタルが好きな方なら気に入ると思いますが、私の好みとは違いました。残念。